ゲームサウンドのバランス調整や最終チェックを十分にせぬまま公開されてしまうゲームをしばしば見かけます。その結果、
- 音声や効果音にノイズが混入している
- 音声や効果音が途中で途切れている
- 音声が小さすぎて聞こえない
- 効果音が足りていない
- 一部の効果音の音量が大きすぎて耳に痛い
- BGMのループ部分にノイズが乗っている
- 音質が劣化している
- 音割れしてしまっている
- 全体音量が推奨値よりかなり小さい/大きい
- 不具合で、鳴っていたはずの音が鳴らなくなっている
といった問題が起こってしまいます。
これらはサウンドの知識や機材、環境を持っていないと、なかなか発見されにくい問題です。
ゲームテスターが稼働する開発であっても、多くのテスターはプログラムやグラフィックの不具合に集中して確認しがちです。
スマートフォン端末やテレビ内蔵スピーカーのような、周波数レンジの狭い出力環境では、
低音域・高音域が再生不可能であったり、出力段階で音が潰れてしまうため、これらの問題を見識することは非常に困難です。
ノイズを検知できる精度の高いヘッドホンを使用する。
レベルメーター等を使用して現在のサウンドの音量がどうなっているのかを知る。
といったことを行うことで、問題を明らかにしていきます。